ぎこちなかった、のぞみの足取りは周りを行き交う人達となんら変わりを見せないほどに、自然になっていた。
快感に慣れたのか?
何気なく様子を見ていると、快感すら感じていないようだ。
俺 『気持ち良くなりすぎて、感覚鈍った?』
のぞみ 『…ううん…』
のぞみは静かに首を横に振る。
のぞみ 『もう…動いてないの…』
どうやらバッテリーが空になったらしい。
それもそのはずだ。
自宅を出てから、もうじき2時間が過ぎようとしていた。
その間バイブの心臓部は、焼き付くことなく、のぞみに快楽という振動を与え続けたのだ。
のぞみの小さく閉まった膣穴はバイブの大きさに広がり、水滴がいつまでも垂れ落ちる古びた蛇口のように、愛液を放出し続けていた。
俺 『動かないと気持ち良くないでしょ?』
のぞみ 『…うん』
そう言いながら歩いていると、
のぞみ 『ちょっと…まんこが痛い』
俺 『どうした?』
のぞみ 『乾いてきちゃったみたいで歩く旅に痛いの…』
俺 『早く抜かないとね…』
辺りを見回すも、明るく観光客で賑わう街の中では到底無理なことは明らかだった。
歩幅を小さく、出来るだけバイブと膣穴が擦れないようにゆっくりと歩く。
何気なしにバイブのスイッチをONにしてみる。
一瞬のぞみの体が反応を見せる。
残りの力を振り絞り、相手に刺し違えるかのように、のぞみに一撃を与えた。
のぞみ 『あぁぁん…』
不意打ちをくらったのぞみは、意に反して喘いでしまった。
観光客が横目で見ている。
恥辱に耐えるのぞみと俺は、車を停めていた駐車場に到着した。
バイブを抜くために…
つづく
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